爆撃

たぶん俺は金正日を超えた。恐らくブッシュも超えた。やつらは爆撃などをほかのところに落とすことはできるが、確実に自分の所に落とすことはないだろう。なぜなら、そんなことをすることに意味がないからだ。自分の爆弾を自分のところに落とす馬鹿がどこにいるだろうか。馬鹿だ。そんなことをするのは馬鹿としかいいようがない。つまりだ、俺はやつらを越えた。
今日、夢を見た。「また、夢ネタかよ」とかいわないでほしい。ネタがないんだから。でも、ここ数年、今日ほどのショックを受けたことはない。恐らく。ひどい。ひどすぎる。なんでこんなことをするんだろう。今日、なぜか実家の夢をみた。一部始終は省略させてほしい。なんだかんだで2部構成の夢だったが、そんなことはどうでもいい。ならわざわざ書くな。ともかく、さっきから言っているショックな出来事で目覚めた。爆撃をくらった。しかも自分のだ。
さいきんばぁちゃんの夢をよく見る。なぜか今回はばぁちゃんが元気がなくなっていて、生活が腐れてて、生ごみにはハエがたかってるし、家の中は汚いし。そんなシチュエーションだった。夢の終盤、そのありえない光景を見て、夢の中の俺は口の中がモヤモヤして、嗚咽感が高まって、外にでた。そして、夢のなかの土手に夢の中の俺はその口の中のモヤモヤを吐き出した!勢いよく飛び出したモヤモヤは爆撃となり、現実の俺に襲い掛かった!空襲警報ー空襲警報!脳内田中、爆撃発射!
今思えば、なぜ俺はせめて横になって寝なかったのか。なぜ、仰向けというわざわざ肺を圧迫し、呼吸が苦しい寝方を選んだのか。いまさらだが後悔する。かくして、脳内田中(夢の俺)が土手に放ったはずのモヤモヤ(タン)は現実では仰向けの体制から空中に垂直方向に飛ばされ、そのままニュートンの法則に基づき、自分の顔に直撃する、という自体に陥った。夢から覚めた時、俺の顔は自分のタンにまみれていた。寝起きの気分は最悪だ。馬鹿だ。俺は馬鹿だ。
ただ、あえてひとつだけ言わせてほしい。夢の中でおしっこしなくてよかった